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Compa

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AI-NATIVE MCP
Recruiting & TA
7.3 /10

概要

Compa は、大企業の報酬チームとタレントアクイジション(TA)チーム向けの報酬インテリジェンスのプラットフォームです。顧客の HCM、ATS、株式管理システムから報酬データを直接取り込み、リアルタイムの市場データセットにまとめ、給与、インセンティブ、エクイティのベンチマークとして返します。同社サイトによれば、オファーの記録は 120 万件以上、従業員の記録は 480 万件以上、エクイティ付与は 120 万件以上で、対象は 40 か国以上です。同社はこれを 900 万件の市場観測データと総称しています。カテゴリーで最も近い存在は Pave で、置き換えを狙う対象は年次の給与サーベイです。

Compa を際立たせるデータセットは Offers です。比較対象の企業の従業員が今いくらもらっているかではなく、候補者に実際にいくらのオファーを出したかのデータです。リクルーターにとってはこれが重要な数字です。オファーは他社のオファーと競合するからです。

Compa は 2020 年にカリフォルニア州ニューポートビーチで設立されました。CEO の Charlie Franklin は Mercer でキャリアを始め、その後 Workday で HR 領域の M&A を率いました。2024 年 1 月に $10M のシリーズ A を、2026 年 1 月 26 日に $35M のシリーズ B を調達しています。シリーズ B は Jump Capital がリードし、Crosslink Capital、Storm Ventures、HR Tech Investments(Indeed の関連会社)が参加しました。公開されている顧客ロゴには HubSpot、Stripe、Synopsys、Micron があり、シリーズ B の発表では OpenAI の報酬担当ディレクターのコメントが引用されています。

採用スタックに入る理由

前年のデータから将来時点に補正したサーベイでリクルーターがオファー金額を決めると、最終候補者をオファー段階で失います。その差はオファー承諾率に表れます。Compa はこの問題に 2 つの層で取り組みます。Offers データセットは比較対象企業のオファーを毎月の単位で示し、Compa は自社の承諾率と辞退率を市場と比べて追跡することを提案しています。その上に、リクルーター向けの Partner Agent があります。オファー文面と説明の要点を作成し、自社の給与レンジ、地域ルール、エクイティのガイドラインを適用し、ポリシー内のオファーは自動承認し、例外は根拠を添えて報酬チームに回します。Analyst Agent は報酬チーム自身のための市場分析を担います。どちらも Compa Connect を通じて Slack、Claude、MCP から利用できます。

2 つの提携によって、Compa は大企業向けの選択肢になっています。Workday は 2025 年 7 月に Compa の HCM 連携を認定し、AI Agent Partner Network に招待しました。2026 年 8 月 13 日には Mercer が提携を発表し、Mercer の報酬データを Analyst Agent の中で使えるようにしました。実績あるサーベイ会社のデータを今も求める報酬委員会は、両方のデータソースを 1 つの画面で扱えます。ATS 側で Compa が公式に名前を挙げている連携先は Greenhouse で、HCM と株式管理の側には Oracle、Carta、E*TRADE があります。

価格の実態

このカテゴリーでは珍しく、Compa は最低価格を公開しています。Research(市場指数とアナリストの解説で、比較企業のベンチマークは含まない)は年額 $15,000 からです。Live Market Data は年額 $35,000 からで、従業員ベンチマークと Research を含みます。Offers、Stock、Skills、Frontline はその上に追加するオプションで、価格は公開されていません。Analyst Agent、Partner Agent、MCP、Slack での利用を有効にする Intelligence は見積もりのみです。請求は年払いで、複数年契約の割引とパイロット価格は依頼に応じて提示されます。

TA チームが実際に必要とするのは Live Market Data と Offers の追加オプションで、リクルーターにエージェントを使わせるなら Intelligence も必要です。つまり現実的な導入価格は、追加オプションを含める前の時点で年額 $35,000 を超えます(公開されている最低価格からの推定)。比較として、Vendr の購買データでは Pave の購入 254 件の中央値が $36,150 で、従業員 100-500 人の企業では年額 $15,000-45,000 です。Compa の最低価格は Pave の中央値と同じ水準なので、大企業向けの機能を使いこなせる規模の企業でなければ元は取れません。

最適な用途

従業員がおおむね 2,000 人以上で、米国での採用が多く、オファーにエクイティを含める企業の報酬責任者と TA オペレーション責任者です。Workday か Greenhouse を使っていて、オファーを 1 件ずつ報酬チームに回さずに、リクルーターが他社のオファーと比べて金額を決められるようにしたい場合に向いています。公開ロゴが集まっているテックと半導体の業界で最も強みを発揮します。

従業員が約 500 人未満の企業、採用の大半が欧州にある企業、オファーが現金のみの時給制の職種で給与レンジさえあればよい企業は購入すべきではありません。$35,000 という最低価格は小規模企業の報酬関連予算の大部分を占め、Offers モジュールはその最低価格に上乗せする追加オプションで、単独の製品ではありません。

代替との比較

Aon Radford と Mercer は、テック企業と大企業で最大の 2 大報酬サーベイ提供会社です。監査人や取締役会の報酬委員会が実績あるサーベイを求める場合や、役員報酬を扱う場合はこちらを選んでください。Mercer との提携により Compa の顧客はエージェント経由で Mercer のデータにアクセスできますが、どのライセンスが必要かを確認してください。

Pave は最も急成長しているリアルタイム型の競合で、無料の Market Data Lite プランがあり、昇給サイクルの計画も同じ製品で行えます。従業員が約 1,500 人未満の米国のスケールアップ企業である場合、無料で始めたい場合、昇給サイクルとベンチマークを 1 つのツールで扱いたい場合は Pave を選んでください。比較企業のオファーデータとリクルーター向けのオファー承認が目的なら Compa を選んでください。

Ravio は従業員 100-2,000 人の欧州企業向けの選択肢で、導入価格ははるかに低く、EU の賃金透明性に関する報告にも対応しています。

注意点

  • Give-to-get: 自社のオファーデータがネットワークに提供されます。 Compa のマッチングに関するドキュメントによれば、HCM、ATS、株式管理システムのデータは顧客ネットワークに提供され、集計されたインサイトとして返ってきます。対策: 契約前に匿名化の閾値と最小セルサイズを書面で確認し、データの流れを法務部門と、EU の事業体であれば従業員代表(労使協議会)に確認してもらってください。
  • オファーを承認するエージェントは支出権限を持ちます。 Partner Agent はポリシー内のオファーを自動承認します。対策: まず 1 つの職種ファミリーで推奨のみのモードから始め、1 四半期分の判断を報酬チームの判断と照合して監査し、例外の閾値は TA ではなく報酬チームが管理してください。
  • Mercer のデータは含まれていない可能性があります。 2026 年 8 月の発表は、Mercer のデータに別途 Mercer のライセンスが必要かどうかに触れていません。対策: Mercer データの範囲と費用を発注書の明細項目にしてください。
  • 追加オプションが積み上がります。 公開されている最低価格 $35,000 には、リクルーターが必要とする Offers が含まれていません。対策: 最初の見積もりで Offers と Intelligence の価格を出してもらい、複数年の値上げ上限を確保してください。