概要
Dover は、アーリーステージのスタートアップにおけるリクルーティングのワークフロー(ソーシング、アウトリーチ、スケジューリング、CRM)は専任リクルーターを雇わずに大部分を自動化すべきだ、という前提のもとに構築された AI ネイティブのリクルーティングプラットフォームです。2019 年に Facebook 出身のエンジニアと Stanford 出身のエンジニアによって設立され、シードから Series B のレンジで「採用は急ぎたいが、社内リクルーターを正当化できるほどではない」というセグメントを狙っています。
リクルーティングスタックで採用される理由
- 無料プランで実際に価値が出る。 無料の Dover アカウントには、AI で強化されたソーシング、基本的なアウトリーチの自動化、ATS 的なファネル管理が含まれます。有償契約なしでも実用的に使える点は、リクルーティング領域では珍しいことです。
- ファウンダー主導のリクルーティングワークフロー。 リクルーターを雇わずに採用を回しているファウンダーや何でもこなすオペレーション担当者を前提に設計されており、セットアップは最小限、提案は明確、無限の設定項目ではなく意見の通ったデフォルトを提供します。
- AI ソーシングに加え、事前審査済みの人材ネットワーク。 Dover Talent Network は、スタートアップでよくある採用プロファイル(プロダクトマネージャー、グロースマーケター、フルスタックエンジニア)にマッチする事前審査済み候補者をキュレーションし、ゼロからソーシングする負担を軽減します。
料金
- Free — 基本的な AI ソーシング、アウトリーチ、CRM
- 有償プラン — 上位機能(Dover Talent Network へのアクセス、リクルーティングサービス、高度な分析)はカスタム価格
- 料金モデルはシート課金型の ATS とは異なり、有償機能については「採用 1 件あたり」の経済性に近い形です
適しているチーム
- 専任リクルーター不在で、年間 5〜25 ポジションを採用する従業員 75 名未満のシードおよび Series A スタートアップ
- 本来の役割と並行してリクルーティングを担当しているファウンダーやオペレーション担当者
- アーリーステージのテック企業におけるエンジニアリング・プロダクト採用
注意点
- ミドルマーケット企業(年間 50 件以上の採用、専任のリクルーティングチームあり)では早々に手狭になります。その規模になると、Ashby、Greenhouse、Workable に専門のソーシングツール(Gem、juicebox)を組み合わせる構成が正解になります
- ATS との連携は Gem ほど成熟していません。両方を併用する場合は Dover から ATS へのデータフローを必ず検証してください
- シグナルが乏しい非テック職(セールス、マーケティング、オペレーション)では AI ソーシングの精度にばらつきがあります
- Dover のリクルーティング・アズ・ア・サービスはセルフサーブのプラットフォームとは別のプロダクトです。どちらを購入しているのかを必ず確認してください