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lemlist

sales-engagement cold-email · multichannel-outreach · lead-database
AI-NATIVE MCP API
RevOps
8.2 /10

概要

lemlist はマルチチャネルのセールスエンゲージメントプラットフォームです。email、LinkedIn、WhatsApp、SMS、電話を1つのシーケンスに収め、その下にコンタクトデータベースとウォーターフォール型のエンリッチメントを備えています。Smartlead と Instantly が配信インフラを売り、データとコピーは利用者が持ち込む前提なのに対し、lemlist はアウトバウンドの動き全体を売ります。リードを見つけ、エンリッチし、パーソナライズしたステップを書き、複数チャネルで実行し、返信を処理するまでが対象です。フランス企業で、外部資金を入れずブートストラップで ARR $50M 超に到達し、現在も独立を保っています。2025年10月には、コールインテリジェンス製品の Claap を利益から支払う形で約 $25M で買収し、通話録音と会話データを同じプラットフォームに取り込みました。

RevOps スタックで採用される理由

  • LinkedIn が後付けではなく一級のステップである。 つながり申請、メッセージ、ボイスノート、プロフィール訪問が email と同じシーケンス内で動くため、担当者のカデンスが2つのツールと2つのレポーティング画面に分断されません。
  • 公式の MCP サーバーがある。 lemlist はリード検索、エンリッチメント、シーケンス作成、キャンペーン起動、分析など40以上のツールを公開する MCP サーバーを提供しており、Claude、Cursor、Windsurf からアウトバウンドを直接操作できます。このカタログにある配信系ツールのうち、Smartlead も Instantly も MCP サーバーは出していません。
  • データと配信が1本の請求にまとまる。 コンタクトデータベースとエンリッチメントが別サブスクではなくプランに含まれます。まさにこの項目が、Instantly の「オールインワン」を請求書2枚に変えている部分です。

価格の実態

公開されている2つのラインは、まったく別の軸で課金します。ここを取り違えるのが、このツールで払い過ぎる最も一般的な原因です。

Email はユーザー数とメール送信者数が無制限で、月間送信量に応じた課金です。50K 通で $69/月、100K で $89、200K で $159、500K で $359、1M で $659。年間契約ではそれぞれ $55、$80、$127、$287、$527 になります。コンタクト数は無制限で、データベース、deliverability hub、ウォームアップ、MCP サーバーが含まれます。

Multichannel Expert は席単位です。$109/ユーザー/月、四半期払いで $99、年間払いで $87。ユーザーあたり5つのメール送信者に加え、Email プランには入っていない LinkedIn、SMS、ダイヤラーのステップが使えます。WhatsApp はアドオンです。Enterprise は見積のみで、最低5席からです。

結果として、はっきりした分岐が生まれます。LinkedIn ステップを回す担当者6人なら、年間払いの Multichannel Expert で年 $6,264。同じ6人が LinkedIn ステップなしで月200K通を送るだけなら年 $1,524 です。人数ではなくチャネル構成で見積もってください。

こんなチームに向く

  • 担当者およそ2〜15人のアウトバウンドチームで、LinkedIn のタッチが実際に成果を出す本物のマルチチャネルシーケンスを回している場合。純粋なメール処理量を最適化したいチームには向きません。
  • エージェントにアウトバウンドを運転させたい GTM engineer。MCP サーバーがあれば「このシーケンスを作って、この200社に対して起動して」が UI 操作ではなくプロンプトになります。
  • Apollo と Smartlead と議事録ツールを組み合わせるのではなく、データ、配信、そして今や通話録音までを1ベンダーにまとめたいチーム。

代替候補との比較

シェアで見た最大の代替は Apollo です。より大きなデータベースと内蔵シーケンサーを、より低い初期価格で提供します。データ量と席単価が判断を支配するなら Apollo を選んでください。マルチチャネルのステップこそが目的で、Apollo のシーケンサーがそのバンドルの弱い半分だと感じるなら lemlist です。

Smartlead と Instantly は配信インフラ側の極であり、このセグメントの他の2大手です。どちらも定額で無制限のメールボックスを提供し、大量送信では1通あたりのコストが安く済みます。単一チャネル、つまり email を多数のドメインにまたがって大規模に回すなら、このどちらかを選んでください。LinkedIn のために2つ目のツールを買うことになるなら lemlist です。

LinkedIn 側で最も成長が速い新規参入は HeyReach です。LinkedIn 専用で、ユーザー単位ではなく送信者単位の課金のため、多数の LinkedIn アカウントを扱う代理店には安く付きます。LinkedIn が動きのすべてで、email は別のツールの担当ならば HeyReach を選んでください。両チャネルを1つのシーケンスと1つの返信受信箱に収める必要があるなら lemlist です。

単一ドメインから月1,000通未満しか送らず、LinkedIn の動きもないなら、いずれも不要です。すでに CRM に付属しているシーケンサーで足ります。

注意点

  • データベース規模の数字が lemlist 自身のページ間でも一致していません。 価格ページは650M超のリード、AI info ページは600M超、MCP ページは450M超のコンタクトと書いています。ガード:14日間のトライアルで実際の ICP を通し、検証済みで返ってくる件数を数えてください。指名アカウント向けには専用のデータベンダーを後ろに置いておきます。
  • Email プランは、lemlist を買う理由そのものであるマルチチャネルのステップを含みません。 $69 という入口価格は email 専用の製品です。ガード:LinkedIn を計画に入れているなら、初日から Multichannel Expert を席単位で見積もってください。これは後から限界的に足せるアドオンではなく、別のプランです。
  • 席単位のマルチチャネルは、volume 課金の配信よりスケールの効きが悪くなります。 担当者およそ10人を超えると、年間の請求額は Smartlead または Instantly に LinkedIn ツールを別途足した構成を上回ります。ガード:契約前に自社の担当者数とチャネル構成で両方の形をモデル化し、人数が動くたびに計算をやり直してください。
  • コールインテリジェンスは自社開発ではなく買収で入ってきました。 Claap の合流は2025年10月で、シーケンスとの接合は専用の conversation intelligence ツールに比べるとまだ浅いままです。ガード:通話コーチングがおまけではなく主要要件なら、バンドルで賄えると当て込まず、Gong を単独で評価してください。