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Litify

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AI-NATIVE API
Legal Ops
7.6 /10

概要

Litify は、Salesforce 上にネイティブ構築されたリーガルオペレーションプラットフォームです。1 つのデータモデルで、受任(インテーク)、案件管理、文書、タイム管理と請求、レポーティング、そして企業法務部門向けには外部弁護士費用と e-billing までをカバーします。Salesforce の中で動くため、事務所は別の連携レイヤーなしで、Salesforce の権限管理、Flow による自動化、AppExchange のアプリ、API を自社の法務データに対して使えます。

2016 年創業の Litify は 2 つの市場に販売しています。中核は法律事務所で、大量案件を扱う人身傷害、保険会社側の防御、移民法のプラクティスです。2 つ目が企業法務部門で、Litify が 2021 年 6 月に買収した Salesforce ベースの e-billing 製品 LegalStratus が土台になっています。Bessemer Venture Partners は 2023 年 2 月に過半数株式を取得し、Litify は当時黒字化を達成したと発表しました。2026 年 3 月のリニューアル時には 55,000 人以上の法務プロフェッショナルと 450 社以上のエンタープライズ顧客を掲げ、現在のサイトでは 70,000 人以上のユーザーとしています。

2026 年に変わったこと

Litify は 2026 年 3 月 9 日、AI ネイティブの「Platform of Action」として再出発しました。主張は、プラットフォームが案件を保存するだけでなく、仕事の次の一手を実行するというものです。それを裏付けるリリースは 3 つです。

  • Litify ACE(Agentic Case Expert)、2026 年 3 月 31 日。 どの問い合わせを受任に転換すべきかを推奨し、依頼者へのリマインドを送り、保険カバレッジの穴を指摘し、損害関連記録を請求し、訴訟中は質問書(interrogatories)やギャップ分析を起案する案件エージェントです。ローンチ時のリリースには顧客名も性能数値もありませんでした。
  • LitifyAI Time Capture、2026 年 5 月 19 日。 Billables AI と組んで構築したパッシブなタイムキャプチャです。Microsoft 365 上の弁護士の作業を、依頼者と案件に紐づいたタイムエントリの下書きに変換し、確定前に弁護士がレビューします。「請求可能時間を最大 30% 増やす」という数字はベンダーの主張です。
  • LitifyAI Instant Demands、2026 年 6 月 23 日。 Supio と組んで構築されています。損害アシスタントが出典リンク付きの医療経過年表を作り、ポリシーエージェントが損害額を保険限度額と突き合わせ、閾値に達するとシステムが請求書面(demand letter)と引用付きの証拠資料一式を起案します。Litify は 1 件あたり 40 時間以上の手作業削減、訴訟前業務の 20〜50% の自動化を見込んでいますが、いずれもベンダーの数字です。

実際の価格

Litify は価格を公開していません。Software Advice は開始価格を 1 ユーザーあたり月額 $150 としています。独立系レビューでは、中規模事務所の総コスト(Litify と Salesforce ライセンスの合計)は 1 ユーザーあたり月額 $150〜300 とされています。より大きな驚きは導入です。Salesforce の導入パートナーと組んで 3〜6 か月を見込んでください。ITQlick は導入費用を $50,000〜200,000+ としており、インテークや和解の独自ワークフローを持つ事務所はこのレンジの上限に位置します。

40 ユーザーの事務所で 1 ユーザーあたり月額 $200 なら、ライセンスだけで年間約 $96,000、サービス費用は別です。見積もりは 3 行に分けるよう求めてください。Litify のサブスクリプション、Salesforce プラットフォームライセンス、そして LitifyAI の各機能です。ACE、Time Capture、Instant Demands が標準に含まれるのか、アドオン販売なのかはプレスリリースに書かれていません。

最適な対象

人身傷害、保険会社側の防御、移民法を扱う弁護士 20 人以上(50 人以上なら余裕がある)の事務所で、すでに Salesforce を使っているか社内に Salesforce 管理者がいて、インテーク、案件業務、請求書面、レポーティングを 1 つのシステムにまとめたいオペレーション責任者とマネージングパートナーです。また、会社の既存の Salesforce 組織の中で案件管理と法務費用管理を行いたい企業法務部門の Legal Ops チームにも合います。

代替ツールと選ぶ基準

  • Clio — 法律事務所管理で市場シェアトップ。ユーザー単価が公開されており、アプリマーケットプレイスも大きいです。一般業務の事務所や、Salesforce 管理者を必要としない弁護士 20 人未満の事務所なら Clio を選んでください。
  • MyCase — 小規模事務所向けのもう 1 つの大手で、現在は 8am の一部です。小規模事務所が請求、決済、依頼者ポータルを価格公開済みの 1 製品で揃えたいなら MyCase です。
  • Filevine — 原告側の案件管理で最も急成長している挑戦者で、2025 年 9 月に推定評価額 $3B で $400M を調達しました。Salesforce 組織を抱えずに人身傷害分野で同等の深さが欲しいなら、Litify ではなく Filevine を選んでください。Filevine vs Clio も参照してください。
  • Supio または EvenUp の単体導入 — 請求書面がボトルネックで、案件管理システムは入れ替えたくない場合はこちらです。
  • Brightflag または Onit — Salesforce 上での案件業務ではなく、e-billing と費用管理が主な課題の企業法務部門向けです。

どれも合わない場合は、今の案件管理システムを維持し、まずインテークを直してください。インテークフォームを 1 つに統一し、流入元別の転換率レポートを作り、停滞案件を毎週レビューします。

注意点

  • Salesforce の管理業務も一緒に買うことになります。 レビューでは学習コストの高さ、情報過多な画面、カスタマイズに Salesforce 管理者が必要な点が繰り返し挙げられています。対策: 契約前に社内または外部の Salesforce 管理者の予算を確保し、技術デモに同席させてください。
  • Salesforce の制約がそのまま自社の制約になります。 問題は Litify ではなく Salesforce 側だというサポート回答を受けたというレビューもあります。対策: プラットフォームレベルの障害の責任者と、それぞれの対応時間を契約に明記し、パイロット中に自社のデータ量でページ速度を検証してください。
  • エージェント機能の主張は新しく、検証されていません。 ACE と Instant Demands は 2026 年 3 月から 6 月にかけて、ベンダー発表の数字だけで出てきました。対策: 終結済みの 20 件を Instant Demands に通し、書面の質、引用された証拠資料、所要時間を自社チームの実績と比較してください。
  • 公式の MCP サーバーはありません。 Litify は Salesforce の API を公開し、独自のエージェントも備えていますが、Claude などの外部エージェント向けのベンダー製 MCP サーバーはありません。対策: API アクセスと一括エクスポートの条件を、解約時を含めて書面で確認してください。背景: MCP サーバーとは。

この購買のインテーク側についてはリーガルインテークを参照してください。