ooligo

Loxo

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AI-NATIVE MCP API
Recruiting & TA
7.9 /10

概要

Loxo は、ATS、リクルーティング CRM、そして自社のソーシングデータベースを1つのシートとして販売しています。想定顧客は人材紹介会社、エグゼクティブサーチ、エージェンシー型の採用チームです。本社は Denver にあり、2025年2月20日に Tritium Partners が主導する $115M のグロース投資を完了しました (PR Newswire)。それ以降、同社はプロダクトをエージェント中心に作り直しており、サイトの冒頭には現在「AI-native is table stakes. The Talent Intelligence Platform now comes with an agentic workforce.」と掲げられています。同社は現在も独立企業です。

スコープが最も近い製品は Bullhorn です。エージェンシー向けの ATS + CRM という構成は同じで、違いは候補者データの出どころにあります。Bullhorn は自社で持ち込むか、パートナーから購入することを前提にしています。一方 Loxo は、850M+ プロフィールの独自グラフを、求人を管理するのと同じシートに同梱しています。

Recruiting スタックで採用される理由

  • ソーシングと system of record が1本の契約に収まる。 Loxo Source は 850M+ のグラフと自社の非公開データベースを1回の操作で横断検索します。Bullhorn に別のソーシングツールを足して運用しているエージェンシーは、契約を2本結び、候補者データを2セット突き合わせることになります。Loxo の Professional シートは、その両方が1つに入っています。
  • MCP が最上位ではなくエントリー階層にある。「The Loxo MCP」は $149/ユーザー/月 の Core に記載されており、上位プランや API を買わなくても、リクルーターが Claude などの MCP クライアントから Loxo を操作できます。2026年9月時点で、Bullhorn も Recruiterflow も MCP サーバーを提供していません。
  • エージェントはチャット窓ではなく採用業務に紐づいている。 3つの Data Agents が各レコードの下でデータを維持し、Longlist エージェントと Shortlist エージェントが検索を実行します。さらに別のエージェントが候補者の推薦、求人票の作成、面接メモ、連絡先の調査を担当します。すべての操作は Agent Impact Center に記録されます。候補者にメールを送ったのが人間ではなかった場合、必要になるのはまさにこれです。

価格の実態

loxo.co/pricing に掲載されている 2026年9月8日時点の内容です。年間契約のみ、前払いです。

  • Core — $149/ユーザー/月。 ATS とリクルーティング CRM、自然言語による AI 検索、求人・候補者・企業は無制限、パイプラインとレポート、メールとカレンダーの同期、Chrome 拡張、MCP。3シート以上で移行が無償。API、Loxo Source、エージェント、クレジットは含まれません。
  • Professional — $199/ユーザー/月。 Core のすべてに加えて、850M+ グラフ上の Loxo Source、全エージェントが全シートで利用可能、Full Agentic Mode、Agent Impact Center、自社データに基づく AI Chat、すべてのショートリストに付く連絡先情報、API アクセス、そして1シートあたり月2,500クレジット (チーム内で共有)。
  • Enterprise — 年間のカスタム契約。 SSO/SAML と高度なロール・権限がアドオン課金ではなく標準で含まれ、専任のサクセスチームと forward-deployed engineers が付きます。
  • Boost はクレジット枠を1シートあたり月5,000 (2×) または12,500 (5×) に引き上げます。シート単位で調整可能ですが、Boost はいずれの段階も価格を公開していません。

この価格表と請求書の間には2つのギャップがあります。1つ目は、Core と Professional の両方にページ上で「New customer limited time offer」の表示が付いている点です。つまり $149/$199 は新規獲得価格であって更新価格ではありません。さらに複数の Capterra レビュアーが、契約書に年5%前後の自動値上げ条項が書かれていたと報告しています。署名前に2年目・3年目の価格を書面で確保してください。2つ目は、2026年9月第1週に公開された第三者の価格比較記事が、いまだに Loxo の旧料金体系 — 1ユーザーの無料階層と、年額 $169 / 月額 $209 の Basic — を掲載しており、交渉後の Professional 契約を $250-400/ユーザー/月 と見積もっている点です。無料階層はライブページから消えています。$199 は初年度のエージェンシー契約の下限として扱ってください。想定価格ではありません。

Professional を定価で10シート契約すると、Boost クレジットを除いて年間 $23,880 です。Bullhorn は10シートで初年度 $34,000〜$46,100 と第三者の TCO 調査は算出しており、Bullhorn は AI を含むどの階層についても価格を公開していません。

適しているのは

3〜50シート規模のエージェンシー、人材紹介、エグゼクティブサーチのリクルーターで、ソーシングデータベースと ATS を1本の契約にまとめたい層。かつ、機能を買って置いておくのではなく、実際にエージェントを動かすチームです。Professional シートが Core に対する月 $50 の上乗せ分を回収できるのは、月2,500クレジットを使い切る場合だけです。クレジットは翌月に繰り越されません。

事業会社の TA チームには向きません。 自社採用であれば、必要なのは GreenhouseAshby が持つ req 承認、構造化面接、オファーワークフローの深さです。クライアント・推薦・成約というエージェンシー型の Loxo のパイプラインは、毎週戦うことになる余計な負荷になります。加えて Loxo にはバックオフィスがありません。支払・請求、勤怠、業務委託先への請求は製品の外にあるため、派遣・業務委託を扱う事業はシート数にかかわらず2つ目のシステムが必要です。

代替製品との比較

  • Bullhorn は人材紹介業界における導入実績のリーダーであり、およそ200シートを超える規模、あるいは複数業種にまたがる事業が350以上のパートナーマーケットプレイスと別ライセンスのミドルオフィスを必要とする場面での答えです。連携の幅とバックオフィスのカバー範囲が AI より重い場合に選んでください。公開されている最安階層である $99/ユーザー/月 の Starter には AI が一切含まれず、エージェント階層は見積もりのみです。
  • Recruiterflow は同じ $149/ユーザー/月 を掲げており、アウトバウンド重視のブティックにとっては本当の競合です。ただしエージェント群は見積もりのみの AIRA プランに分離されているため、Loxo の $199 と比較したい AI 部分に公開価格が存在しません。月額請求が必要な場合 (Loxo は年間前払いのみ)、あるいは業務がデータベース検索よりアウトバウンドのシーケンス配信寄りである場合は Recruiterflow を選んでください。
  • Juicebox または hireEZ は、検索の再現率が業務のすべてで、ATS を置き換えるつもりがない場合の選択肢です。Loxo の強みは1シートに収まることであって、クエリ単位の再現率ではありません。ソーシングツールとしてだけ購入すると、使わない ATS の分まで支払うことになります。

注意点

  • クレジットは、まさに購入している部分を従量計測している。 エージェントの実行、アウトバウンド、AI Chat はすべて同じプールから消費され、プールは毎月リセットされて繰り越されません。ガード: 7日間の Professional トライアルを実際の求人に対して回し、フルマーケット検索1回が実際に何クレジット消費するかを数えてからシート数を決めてください。ページ自体が、掲載している容量の数値はすべて「figurative」であると明記しています。
  • Core は AI プランではない。 $149 で得られるのは ATS、CRM、MCP であり、Loxo Source もエージェントも API も含まれません。ガード: エージェント群が購入理由であるなら、最初の商談から $199 で見積もってください。エージェントが含まれると思い込んで Core を契約すると、期中のアップグレードを不利な立場で交渉することになります。
  • 年間前払いが唯一の契約形態。 月額オプションはないため、10シートの会社は $23,880 を前払いで拘束されます。ガード: 更新時には値引きではなくシート数の減数条項を交渉してください。エージェンシーの人員はデスク単位で動きますが、余分に買ったシートのコストは契約期間を通じて残ります。
  • 公開されている Loxo の比較記事は数週間古い。 料金体系の変更が最近であるため、2026年9月4日付の価格まとめ記事にも、ライブページではすでに販売していない無料プランと $169 の Basic 階層が掲載されたままです。ガード: 社内の稟議資料では loxo.co/pricing を直接引用し、スクリーンショットに日付を入れてください。
  • ソーシンググラフがスイッチングコストになる。 連絡先データ、ショートリスト、エージェントの履歴は、自社のレコードではなく Loxo Source の中に蓄積されます。ガード: Professional 階層の API を使って四半期ごとに候補者と連絡先のレコードを中立的なフォーマットへエクスポートしておけば、離脱の代償が再構築ではなく移行で済みます。